香港特別行政区統計処が25日発表した6月の貿易統計によると、輸出は前年同期比11.4%減の3374億香港ドル、輸入は12.3%減の3939億香港ドルだった。輸出入ともに減少したのは6カ月連続のこと。
1~6月の輸出額は15.5%、輸入は13.2%それぞれ減少し、モノの貿易赤字は2316億香港ドルだった。
地域別では、アジア主要地域への輸出がいずれも減少し、減少幅で上位5位は日本が最大の24%、シンガポールが23.5%、台湾が19.2%、内陸が同19.2%、インドが17.3%と並んでいる。
香港政府報道官は、弱い外部環境の下、6月の輸出額は前年同期比でさらに減少し、内陸、米国、EUのほか、アジア主要市場への輸出もいずれも減少した。今後、世界景気低迷の影響で、香港の輸出の実績は短期的には引き続き大きな圧力にさらされるだろうとの見方を示した。