香港金融管理局(HKMA)は28日、基準金利を75bp引き上げて2.75%にすると発表し、同日より発効するとした。
HKMAは、米連邦準備理事会(FRB)の0.75ポイント利上げ決定を受け、米ドルとのペッグ(連動)制を採用する香港もこれに追随した。
米連邦公開市場委員会(FOMC)は27日、フェデラルファンド金利の誘導目標を2.25%から2.50%に引き上げると発表した。FRBによる利上げは今年4回目となる。
香港の陳茂波(ポール・チャン)財政司長は記者団に対し、米国の利上げにより、香港からの資本流出と不動産価格の下落リスクがあり、香港の利上げは避けられないが、香港の銀行には流動性が十分にあり、利上げをしても1998年のような不動産危機が起こる可能性は少ないとの見方を示した。