アリババ 高鑫零售の支配株主に

 アリババグループは19日、傘下のタオバオ中国投資経由、中国ハイパーマーケット大手の高鑫零售(サンアートリテールグループ/6808)の親会社、吉鑫控股有限公司の株式70.94%を取得したと発表した。

 吉鑫控股は高鑫零售の株式51%を保有しているので、これまでの取得分と合わせてアリババグループは高鑫零售の株式合計72%を保有する支配株主となり、連結決算の対象とした。

 アリババグループは2017年11月20日、28億8千万米ドル(約224億香港ドル)で同じく香港上場の高鑫零售の株式36.16%を取得し、アリババが提唱したニューリテールを試験的に始めた。

   高鑫零售はハイパーマーケットの中国最大手で、アリババの傘下に入り、店舗をデジタル化によりアリババのデジタル生態システムをより一層推進することになる。

 高鑫零售は今年の中間決算で、アリババのニューリテール・ソリューションで同店の売上高は5.7%増加し、純利益は前年同期比16.8%伸びており、約5千万人の新規ユーザーの開拓に成功したと発表した。  

 

 

 

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