ビリビリ、香港プライマリー上場 港股通銘柄に

 中国動画配信サービスの嗶哩嗶哩(ビリビリ・9626)は3日、香港市場を主要取引所とするプライマリー上場が同日発効したと発表した。
 同社は21年3月、「セカンド上場」として香港証券取引所に上場したが、プライマリー上場とは香港証取と米ナスダックの両方を主要取引所とすることで、TMT業界初の同時上場銘柄となる。電子商取引(EC)大手のアリババもプライマリー上場を申請し、年末までに承認し、発効する予定。
 プライマリー上場後、香港市場と内陸市場とのストックコネクト(港股通――相互取引)の対象銘柄になれるので、内陸の投資家も港股通を通じて直接取引ができるようになる。
 過去3年間(2019~21年)の同社売上高は7億7800万元、120億元、193億8400万元で、純損益はマイナス14億9500万元31億4千万元、64億2900万元と赤字幅が拡大している。
 2022年第2四半期(4~6月)の月間アクティブユーザー数(MAU)は初めて3億人の大台を突破し、前年同期比29%増の3億600万人に達した。

 

 

 

 

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