中国国土資源省地質調査局は１８日、南シナ海の北部神狐海域でメタンハイドレートの掘削に成功したと発表した。
掘削現場のシニアエンジニアの葉建良氏によると、５月１０日点火に成功し、８日連続採掘し、一日の産出量は１万㎥以上、最高では３万５０００㎥を超え、連続安定した採掘は予定の目標に達したと語った。
試算によると、中国のメタンハイドレートの埋蔵量は８００億トンの石油に相当し、現在採掘可能のサウジアラビア石油埋蔵量の1.25倍に当たり、陸上の埋蔵量だけで、約３５０億トンの石油相当で、中国の９０年の消費量に供することができるという。
専門家は、アメリカのシェールガス革命に続く天然ガスハイドレート（NGH）革命になる可能性があり、世界エネルギー利用の現状打開を推し進めることになるかもしれないと指摘した。（総合）