中国恒大急騰 融創、碧桂園セント株から脱出

香港市場で6日、経営危機に陥っている中国恒大集団(3333)の株価が急騰し、終値で前日比82.86%高の0.64HKDで取引を終えた。
 一時セント株(株価が1HKDを割り込んだ銘柄)に脱落した不動産大手の融創中国(1918)、碧桂園(2007)も株価の急騰でセント株の「汚名」を返上した。
 融創中国は68.35%高の2.66HKD、碧桂園は20.79%高の1.22HKDまで急騰した。
 1日、住宅ローンに関する緩和策が発表され、不動産市場の救済策と受け止められ、不動産関連銘柄が買われた。
 また、5日、上海証券取引所は上海・香港ストックコネクトの対象リストを調整し、27銘柄を外した代わりに22銘柄を新規に組み入れたと発表。新規組入れの銘柄には不動産銘柄として唯一融創中国が組み入れられている。
 同じく5日碧桂園は期限を迎えた同社米ドル債の2250万ドル分の利息を期日通り支払い、デフォルトを免れたと伝えられたことも買いに繋がった。

 

 

 

 

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