中国粗鋼生産量 34年振り減少へ 構造調整に明るい兆しが

中国鉄鋼工業協会が発表したデータによると、2015年12月の加盟企業の粗鋼生産量は一日当たり156万8500万トンで、第3四半期比でマイナス0.62%、4四半期連続のマイナス成長であることが明らかになった。関係機関の統計で、2015年の粗鋼生産量は対前年比で2%減の8億600万トンで、1981年以来34振りの減少となると言う。一方、2015年の全国鉄鋼の消費量は6億6800万トンで、対前年比で4.8%減少し、1996年以来約20年振りのマイナス成長となる。業界アナリストは、粗鋼生産量の減少は、業界の飽和と減産の時代となるシグナルで、構造調整に一縷の明るい兆しが見え始めたと指摘している。 (毎日経済新聞)

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