中国農村のEC小売額初めて1兆元超

中国農村のEコマースによる小売額は2017年初めて1兆元(1元=約17円)を突破した。
浙江省の麗水で12日開かれた第3回中国農村電子商取引大会で中国国際電子商務センター研究院が発表した「中国農村EC発展報告(2017~2018)」で明らかになった。
それによると、2018年6月現在、農村のネットユーザーは2億1100万人で、全国ネットユーザーの26.3%を占め、2017年の農村ECによる小売総額は前年比39.1%増の1兆2448億元で、その内モノのネット小売り総額は約62.9%増の7826億8000万元、売上高上位3位は服装や靴などアパレル系と家庭用アクセサリー、食品(健康食品を含む)の順となる。サービスの小売りではオンラインツールズムとオンライン飲食が全体のそれぞれ21%と17.2%を占めているという。
また今年上半期の農村ECも好調を続け、ネット小売り総額は6322億8000万元に達した。
2017年までの農村のネットショップは20.7%増の985万6000店舗で、関連の就職者数は2800万人に達したが、飽和状態まではほど遠く、市場空間がまだ大きいと報告された。
一方、同研究院の李鳴涛院長は、農村のECも初期段階から歴史的転換点に差し掛かり、今後はモデル転換の時期に入ると指摘した。

 

 

中国経済News & topicsの最新記事