中央銀、預金準備率を1ポイント引下げ発表 15日と25日の2回

 中央銀行の中国人民銀行は4日、金融機関の預金準備率を今月の15日と25日の2回で0.5%ずつ、合計1%を引き下げることを発表した。同時に今年第1四半期に満期となる中期貸出ファシリティー(MLF)については継続しないことを明らかにした。
 預金準備率引き下げの目的について、中央銀は、今回の預金準備率引き下げは対象を絞ったコントロールで、ばらまきではなく、穏健な金融政策の方向性に変化はないとして、預金準備率引き下げ政策を2回に分けて実施し、春節(旧正月)前のキャッシュ投入のペースに見合ったものにする。これは銀行システムの流動性総量の合理的余裕を維持するのに役立ち、同時に内外バランスを共に配慮することは人民元為替レートを合理的で均衡のとれた水準に基本的に安定させるのに役立つと金融政策に変化のないことを強調した。

 

 

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