債権者が株主に 碧桂園新株3億5100株発行へ

経営危機に陥っている中国不動産大手の碧桂園(カントリーガーデン・2007)は30日、3億5100万株の同社株式を新規に発行することを発表した。引受人と新規発行株の全数を引き受ける取決めが成立したという。
 新株の発行価格は0.77HKD。前日(29日)の終値0.91HKDから15.38%割り引いた株価で、引受価格は2億7千万香港ドル、同社発行済み株式の1.27%相当だという。
 公告によると、引受人は香港市場上場の建滔集団(キングボード・ホールディングス・0148)傘下の100%子会社。引受価格の2億7千万香港ドルは融資協議により、碧桂園が同法人からの借金返済の一部に充当するため、現金の授受は生じないという。
 新株発行後、引受人に未返済の借金残高(元本)は15億9800万香港ドルで、碧桂園は23年12月を最終期限として数回にわけて返済するという。

 

 

 

 

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