中国国産車大手の吉利汽車(0175)はスマホ事業に参入ことになることが明らかになった。
同社は28日、傘下、星紀時代科技が武漢科学技術開発区とスマホ製造で協力することで合意したと発表した。
吉利によると、同社とボルボカーが設計、研究開発、ハイエンド製造、産業チェーン管理での経験や建設中の低軌道衛星ネットワークなどの優位点などを最大限に生かして自動車のスマート化などの面で高度な協力の実現が期待できるという。
調印式で、吉利汽車の李書福董事長は、スマホは通話機能のみならず、コネクテッドビークルや衛星インターネットにもつながるので、企業として業界を跨ってワイドモートを構築することは大きな流れだとあいさつした。
自動車メーカー(吉利)がスマホへ、またスマホメーカー(シャオミ)が自動車製造へそれぞれ参入することについてクラウド管理や車路協調、自動運転、自動駐車、低空モビリティーなど業界の垣根が低くなっているとアナリストが指摘した。