中国コングロマリットの復星国際(0656)は31日、傘下子会社が保有する青島ビール(0168)のH株、6680万株を一株当たり62HKDで売却することになったと発表した。
売却後、持ち株はゼロになり、大株主から完全に「引退」するという。
復星国際は2017年12月20日、アサヒホールディングスから一株当たり27.22HKDで2億4310万株(発行済み株式の17.99%相当)の譲渡を受け、同社大株主になった。
その凡そ3年後の20年8月~12月にかけて48億2200万香港ドル、さらに21年8月~今月19日まで29億1700万香港ドル分を現金化し、5年未満で約2倍の利益を手に入れた。
復星国際が青島ビールの経営に直接関与しなかったため、売却で青島ビールの経営に影響はなく、31日青島ビールのA/H株共に株価が上昇した。