支付宝(アリペイ)、世界での利用者9億人以上

アリババグループ傘下の決済サービス・支付宝(アリペイ)は11月28日、世界での利用者が9億人を超え、中国国内のアクティブ利用者のうち、70%のユーザーは支付宝のサービス3件ないし3件以上を利用していることを明かした。
 ここ数年のデータを基に同社は、中国の新たなモバイル決済利用者の伸び率は鈍化し、ひいては減少傾向にさえある。こうした中、支付宝の利用者増加は特に注目されていると説明。同グループの諸事業の相乗効果がその背景にあると見られる。同グループは一部の(電子決済)未発達地域で多くの顧客を獲得している。
 その一方、支付宝は同グループ傘下の金融会社・螞蟻金服(アント・フィナンシャル)をよりどころに、ユーザーを大きく増やしている。支付宝の利用場面やサービスの増加に伴い、全国で4千万以上の店舗で二次元バーコードで決済を行うことができる。一般市民は、支付宝の「城市服務」(都市サービスアプリ)を利用すれば、社会保険や交通、民政など12分野の100種類余りのサービスを利用することができる。

 

 

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