独禁法違反 テンセント・アリババ処分

 中国国務院直属の市場監督管理総局は14日、アリババグループ、テンセント傘下の閲文集団、豊巣網絡の3社に対して中国の独禁法第48条と49条違反で罰金50万元(1元=約16円)の処分を下したと発表した。

 それによると、アリババグループが2014年3月から2017年3月にかけて複数回にわたり、銀泰商業の株式73.79%を、テンセント傘下の閲文集団は2018年8月、新麗伝媒の株式100%を、順豊エクスプレスが筆頭株主を務める豊巣網絡は2020年5月中郵智逓の株式100%を取得の際、規則に基づき、申告しなかったという。

 処分公告が公表されると、香港市場上場のテンセントとアリババ、閲文集団の株価は下落し、終値で、テンセントは2.89%安の571.00HKD、アリババは2.63%安の251.60HKD、閲文集団は4.12%安の55.85HKDで取引を終えた。

 

 

 

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