香港の上場企業である石薬集団（ＣＳＰＣ・1093）は２９日、同社とファイザー社が新型コロナウイルス感染症経口治療薬の中国現地化生産について戦略的協力に合意したと発表した。
昨年２月１１日、中国国家薬品監督管理局は「医薬品管理法」に基づき、医薬品の特別承認手続きでファイザー社の新型コロナウイルス感染症治療薬「ニルマトレルビル錠・リトナビル錠」の組み合わせパッケージの輸入登録を緊急審査し、条件付きで承認した。
石薬集団はファイザー社と２８日、「ニルマトレルビル錠・リトナビル錠」の中国現地生産について合意したことを明らかにした。
同社はさらに、ファイザー社との今回の合意で双方の長所を共有することにより中国での抗ウイルス剤が入手しやすくなり、国内感染者の重症化や死亡のリスクが軽減され、感染症流行の予防と制御に役立つとコメントした。