神華能源の時価総額、寧徳時代を上回る

中国石炭最大手の中国神華能源(601088)の時価総額が5日、寧徳時代(300750)を逆転した。伝統産業とされる神華能源の時価総額は6646億元、新エネルギー代表格の寧徳時代の時価総額は6638億元だった。
 中国神華能源は上海A株(2007年10月)と香港H株(2005年6月)に上場する石炭と発電の伝統的エネルギー企業で、高配当で知られる。
 同社1~11月の石炭販売量は7.7%増の4億1千万トン、発電量は10.2%増の1903億キロワットで、石炭価格の上昇で、同社純利益は482億元、22年同期の591億元には及ばないものの、21年同期より大幅に上昇した。
 22年10月の株主総会で22~24年の配当性向について純利益の60%以上とする決議が採択され、22年度の実績は72.8%だった。
 EV車載電池の旺盛な需要で、1兆元を突破した寧徳時代の時価総額は23年9月から減少し、ついに神華能源に逆転された。

 

 

 

 

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