米証券取引委員会(SEC)は29日、中国の電子商取引大手アリババグループ(BABA)を上場廃止となる可能性のある企業の暫定リストに追加したと発表した。
追加の理由については、米当局の監査を受け入れないためとされているが、アリババは異議を申し立てる場合、8月19日までに証拠を提出する必要があるとされる。異議申し立てが却下されると、暫定リストから確定リストに移行され、3年連続で確定リストに指定されると上場廃止となる。
SECの発表により、29日の米市場でのアリババの株価は11%急落した。
米での上場廃止に備えて、アリババは7月26日、香港市場を主要取引所とするプライマリー上場を香港証券取引所に提出した。