香港「投資移民」再開へ 資産ハードルが3千万香港ドルに

 香港特別行政区は19日、「資本投資者入境計画」(投資移民プログラム)の詳細を公表し、資産ハードルは従来の1千万香港ドル(約1億8千万円)から3千万香港ドル(約5億5千万円)に引き上げることを明らかにした。
 同計画は10月25日の特区行政長官の施政方針演説で8年振りに復活することが表明されたもので、24年度中に申請の受付を開始するという。
 新投資移民計画によると、投資の最低金額は3千万香港ドルで、うち300万はイノベーションとハイテク系企業、重点とされる業界への投資を主とするファンドに、2700万は住宅以外の金融資産に投資することが条件とされる。
 2003年、SARSの洗礼を受け、香港特区政府は初の投資移民計画を実施。当初の投資ハードルは650万香港ドルで、その後2010年10月に1千万香港ドルに修正した。2015年に同計画を中止して8年振り投資ハードルを約3倍まで引き上げて再開することになる。

 

 

 

 

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