香港銀行口座開設 残高は5万HKDから500万HKDへ

ロイター通信が26日、招商銀行の通知として取り上げたところによると、同行は香港の各支店に対して、来週、2月1日から内陸の住民が同行で口座を開設する場合、開設時から3ヶ月間の平均残高をこれまでの5万HKD(約75万円)から500万HKD(約7500万円)まで引き上げるよう指示していると報じた。

香港の銀行は新規口座開設に対して審査を厳しくしていると現地メディアは時々取り上げているが、具体的な通知として発表されるのが初めてだと言う。

これらの措置は内陸の金融当局が資本の流出を抑制し、人民元安圧力を緩和させたい思惑があるのと関係しているのではないかと推測されるが、香港金融管理局の阮副総裁は「噂の真実性が確認できていない。銀行自身のリスク解析に基づくものかもしれないので、(金融システムに対して)影響はない」との認識を示した。

内陸住民の口座開設だけではなく、香港市民や現地中小企業の口座開設も難しくなっていることに関して、阮副総裁は「銀行に対して、口座開設を断られたユーザーに上申する権利を与えるよう、再審査のシステムを作るよう要求した」ことを明らかにした。(総合)

 

 

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