高鑫零售 21年度本決算赤字転落

 アリババが筆頭株主の高鑫零售(サンアートリテール・6808)は18日、21年度(2021年4月1日~22年3月31日)の本決算速報を発表した。
 それによると、香港の会計基準に基づく当期損益はマイナス7億5千万元~マイナス9億5千万元の見込みで、当期純利益は22億9400万元(監査前)で、前期比30億4400万元~32億4400万元の減少となる。
 赤字予想の内、今年度中出店した店舗の減損処理に計上した引当金や訴訟費用、特別不良債権の予備引当金など14億元が含まれるという。
 また上半期には、全チャネルでの激しい競争と下半期のコロナ禍の再拡大、とりわけここ最近実店舗のある地域に感染症拡大の影響を受けて売上高は前期比5.3%減少すると予想し、22~23年会計年度の業績も前期より減少すると見込んでいるという。
 なお、高鑫零售は中国小売り大手で、2020年6月、アリババは280香港ドル(約36億ドル)で同社株式72%を取得して筆頭株主となった。

 

 

 

 

中国経済News & topicsの最新記事