中国の自動車業界団体、全国乗用車市場情報連合会（ＣＰＣＡ）の崔東樹（さい・とうじゅ）秘書長は３０日、微信（ウィーチャット）の公式アカウントで、１～５月の世界自動車市場における中国のシェアは３１％だったと報告した。
その中で、崔氏は、今年５月の世界の自動車販売台数は前年同月比１７％増の７１５万台、１～５月の販売台数は９％増の３４１６万台、半導体供給の改善で世界自動車メーカーの生産と販売が大きく伸びた。
世界の自動車市場に占める中国のシェアは２０１６～１８年には約３０％、１９年には２９％まで後退したが、２０～２１年には３２％まで回復し、２２年には３３％まで伸びた。
１～５月のシェアは３１％まで後退した原因について、春節（旧正月）連休と自動車購置税（取得税）の廃止など優遇措置の一時停止の影響によるものと分析した。