連休明けの香港ハンセン株価指数は寄付き上昇した後、24000ポイントを上下しながら引けは前日比1.39%下落で取引を終えた。
第1四半期中国のGDPが前期比6.9%増と予想を超えた結果であるにもかかわらず、市場では、次の四つの要因が市場心理に影響を与えたとされている。
- 緊張が続く朝鮮半島情勢
- 23日、フランス大統領選一回目の投票
- 内陸の証券監督機関が市場操作行為の取り締まりに乗り出し、山東省民間企業の債券デフォルトや民生銀行北京支店30億元の偽理財商品問題の表面化
- 「Sell in May」(5月に株を売れ)という呪縛に備え、リスク回避の売りが先行
雄安概念株も一段落し、上海総合指数は3200ポイントを割り切ったことも香港市場に影響したと見られる。ハンセン指数はしばらく24000pを巡って一進一退するだろうと市場関係者は指摘している。(智通財経ほか)