ERP(統合基幹業務)システムの開発大手の金蝶国際(0268)は24日、2020年度通年の業績を発表した。
それによると、売上高は0.9%増の33億5600万元、当期純利益はマイナス3億3500万元、昨年の純利益は3億7300万元だったので、赤字決算となった。一株当たり純利益はマイナス10.12セント。
一方、クラウドサービス業務は高成長を維持し、通年の伸び率は45.6%で、売上高に占める割合は57.0%と同社のガイドライン通り通年で50%以上の目標を実現した。サブスクリプション業務の経常収益は58%増の約10億元に上った。
純利益減の利益について、同社は企業リソースマネジメントソフトのライセンス製品の販売を自主的に停止し、蒼穹クラウドなどクラウド製品の開発費支出増によるものとしている。