世界一高いランチに中国人投資家

 ウォーレン・バフェット氏の中国株投資でよく語られるのは中国石油(ペトロチャイナ・0857)への投資事例です。4億8千万ドルの元本が約36億ドルまで膨らみ、凡そ8倍のリターンを手に入れていますが、それと比べてBYDへの投資ですでに約40倍近い利益が出ているにもかかわらず、現在も保有しています。数々の投資成功事例に惹かれて2000年から始まった氏との「ランチ権」オークションに中国人投資家がこれまで最高の金額を出して落札していますが、21回目となる今年の「ランチ権」競売が6月12~17日(現地時間)まで行われています。果たして落札者は。

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買戻し価格400元のBYD バフェット氏約40倍の利益

 BYDの株価はこのコラムを書いている時に、A株に続き、H株も史上最高値を更新し、10日、A株の株価は8.19%高の348.8元、H株の株価は5.27%高の315.8HKD、時価総額は1兆154億1千万元で中国国産車メーカーとして初の1兆元入りを果たしたことになります。深圳に本社のある会社としてテンセント(0700)、中国平安保険(2318)、招商銀行(3968)に続き、時価総額1兆元入りの4番目の会社となっています。

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時価総額世界3位 快進撃を続けるBYD

 中国電気自動車大手のBYD(1211)は8日、深圳で年次株主総会を開き、株主の他、メディアやアナリスト数百人が殺到し、立席も埋まるほど同社史上参加人数最多の株主総会(王伝福会長)だったと言います。関心の高さの裏付けでしょうか、翌9日の株式市場で同社A株の株価は史上最高値、H株の株価も取引時間中に史上最高値に迫るまで上昇しました。