中国の一部商業銀行の米ドル預金金利が引き上げられることがわかった。
中国紙「21世紀経済」が22日報じたところによると、上海農業商業銀行は今月23日から5千~20万ドルの13カ月ものの預金金利は1.30%から3.0%へ、21カ月ものは0.45%から3.30%へ引き上げる。さらに20万ドル以上について、13カ月ものは1.5%から3.2%へ、21カ月ものは0.55%から3.5%へそれぞれ引き上げるという。
また上海にある中国銀行の場合も2千ドルから預けられる1年ものの金利は1.4%まで引き上げられた。
一方、東北地方吉林省の銀行(交通銀行、建設銀行、工商銀行など)のドル預金金利は、一年ものにつき、0.35%と従来通りだった。
米ドル預金は基準金利がなく、各銀行が市場に合わせて各自で金利を設定することが出来る。