中国新エネルギー車の小鵬汽車(9868)創業者兼董事長の何小鵬氏は9日、短文投稿サイト微博(ウェイボ)の公式アカウントで、同社の空を飛ぶクルマが飛行する様子を公開した。
公開された空飛ぶクルマの飛行速度は5m/s、高さは20mだという。
同氏は投稿で、「多くの人が空飛ぶ車が作れるとは信じていない。最終的に彼らを納得させる唯一の方法は、実際にそれを作ってご自身の目で見てもらうことだ。あと数年ください」と綴っている。
昨年10月に開催された第3回「小鵬モーターテクノロジーの日」に、同社は第6世代の空飛ぶクルマのデザインバージョンを発表した。 革新的な機翼やプロペラの折りたたみシステム、ロックメカニズムなど、陸上走行とフライング飛行のさまざまなアプリケーションシナリオの自動切り替えを展示していた。
ボディに関しては、カーボンファイバーモノコックボディ、航空アルミニウム、マグネシウム合金、特殊ガラスを採用し、高エネルギー密度、高放電率のパワーバッテリー、高パワー密度の電気駆動装置を採用し、機械構造の統合設計で、同社モデルP7と比較して、重さを50%軽減した設計となっている。
何氏は「小鵬の未来モビリティ―の探求は、スマートカーに限定されず、情報の変革やエネルギーの変化とそれに伴う産業化の3つのコアけん引はインテリジェンスモビリティ分野で全面的に融合されていることが確認される。これを受け入れるために、われわれはより効率的で、より安全な、炭素中立に沿った新しいモビリティ―やライフスタイルを探求しなければならない」と抱負を述べた。