中国通信キャリアの中国移動(チャイナモバイル・0942)、中国電信(チャイナテレコム・0728)、中国聯通(チャイナユニコム・0762)の3大キャリアの株価は16日揃って急落した。
先週金曜日(13日)、トランプ米大統領はアメリカの投資家が中国の軍との繋がりのあるとする31社の企業との取引を禁止する大統領令に署名したことが伝えられたのを受けて週明けの市場で関係企業の株価が下落した。
31社には通信キャリアのほか、海康威視(ハイクビジョン・002415)、中国中車(1766)、中国電子(0085)などが含まれている。中国聯通は制裁リストにはないが、影響で株価が下落した。
大統領令は年金の運用機関を含むすべての米個人、機関投資家を含めてこれらの企業の株に投資することを禁止するという。
その影響で16日午後3時ごろ、中国移動は約5%、中国電信は約7.8%、中国聯通は約6.6%下落して取引されている。