MSCI 「政策だけではなく実行の問題だ」

MSCIが中国A株をエマージング市場指数への納入を見送られたことについて、執行役員でグローバル研究主幹のRemy Briand氏はテンセントファイナンスの取材に対して、QFII(適格海外機関投資家)限度額制度の改革はA株をMSCIに納入するかどうかの重要な指標である。MSCIの審査では、中国政府は政策の面で適切な解決策を取ったと指摘したが、しかし、限度額は政策的問題ではなく、実行の問題だと、納入お見送りの理由についてこのように語った。Remy Briand氏はさらに、政策発表後も海外の機関投資家は、限度額の申請、限度額の認可など一連のプロセスを経て初めてQFIIの限度額を獲得できる。新しい政策の発表と市場でこれを消化するには、タイムラグがある、と指摘した。QFIIの解約、換金について、毎月の限度額は前年度純資産の20%以内という制度が依然存在し、同制度もMSCI納入の障害となったと見られる。(総合)

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