「ドルペッグ制が必要」

香港特別行政区の梁長官は、世界経済は様々な困難に直面している。株式市場、為替及び通貨市場の波乱は2016年も続くだろう。香港は世界で最も重要な貿易センターと経済域として、経済変動の影響を受けずにはいられないだろうとの見方を示した。これは18日から2日間の予定で香港で開かれているアジア金融ファーラム(Asian Financial Forum)の開会式で述べたものである。同フォーラムに出席した香港金融管理局の陳局長は近年、凡そ1300億米ドルが香港に流入した。これらの資金が香港から流出し、香港ドル対米ドルの為替が1米ドル=7.85香港ドルの水準になると、金融管理局として市場介入の用意があると述べている。一方、中国銀行香港の岳総裁は、最近の人民元の(為替)変動は市場化のプロセスの一部である。2016年の中国のGDPは6.5~7.0%の間になり、経済けん引としての輸出の役割が低くなるだろう。そうした中で香港ドルとドルとのペッグ制が必要であるとの認識を示した。(総合)

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