中国電子商取引（ＥＣ）最大手のアリババグループは１０日、「国家市場監督管理総局行政処罰決定書」を受け取ったことを明らかにし、これを無条件で受け入れることのコメントを発表した。
アリババの独占禁止法違反に対して監督機関から罰金１８２億元（１元＝約１７円）の処分が言い渡された。
中国市場監督管理総局は昨年１２月、独占禁止法に基づき、中国国内の通販プラットフォームで市場独占（出店業者に他のサイトへの出品をさせない「二者択一」を迫る行為）の立場を利用した行為に対して立件し調査を進めてきた。１０日、調査の結果としてアリババグループに対して違法行為の停止と２０１９年の同社中国国内での売上高４５５７億１２００万元の４％に当たる、１８２億２８００万元（約３千億円）の処分を課す決定をした。独禁法違反での処分として中国では、過去最大規模とみられる。