中国通信キャリア大手、中国移動(チャイナモバイル)上海A株(600941)の株価は9日ストップ高となり、上場来最高値を更新した。
チャイナモバイルは21年5月7日、米での上場(ADR)を廃止して上海A株への上場を申請し、今年1月5日、発行価格57.58元で上海A株市場に上場した。上場初日株価は63.58元と大幅に上昇したが、その後しばらく低迷した。
同社は7日、上場後、中金公司、中信建設、中銀証券、華泰証券など大手証券会社や投資銀行の訪問を受け、投資説明会を開いたことを明らかにした。
8日、中信証券は、同社は通信キャリアの世界的リーディングカンパニーで、営利能力が強く、優良な資産と優れたキャッシュフローパフォーマンスに恵まれ、ネットワーク資源とユーザー規模の優位性もあり、5G時代にその競争力がさらに強化されるとして、A株は75元、H株は70HKDと目標株価を上方修正するレポートを発表した。