テンセント、純利益19%増 構造転換に効果

 中国SNS最大手、騰訊(テンセント)が18日、2019年12月までの本決算を発表した。それによると、売上高が前年比21%増の3772億8900万元(1元=約15円)、純利益が19%増の933億1千万元、EPS(1株当たり利益)は18%増の9.856元だった。
 また2019年第4四半期(10~12月)は、オンラインゲームの売上高が25%増の302億8600万元。海外でのゲーム事業の売上高が前年同期の2倍となり、オンラインゲーム全体の23%を占めた。
 19年末時点の世界人気モバイルゲームランキング(1日当たりアクティブユーザー数)では、上位10位以内にテンセントの5タイトルがランクインしている。
 同社昨年9月までの業績は市場予想に及ばなかったが、第4四半期は市場予想を上回る決算になり、伝統のゲームの他、産業(インダストリアル)インターネットへの転換やWeChatの商業化効果が現れていることを示した。

 

 

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