ムーディーズ 中国国債格付け引下げ

格付け機関のムーディーズ・インベスターズ・サービスは2日、中国の長期国債の格付け見通しを従来の「安定的」から「ネガティブ」に変更したと発表した。格付け引下げの理由について、ムーディーズは中国の財政状況の弱含みと資本流出による外貨準備高の継続的減少を上げている。過去一年半で中国の外貨準備高は7620億米ドル減少している。ムーディーズのレポートでは、有効かつ信頼できる改革が示されていない。中国の経済成長は更なる減速も考えられる。高い債務によりビジネス投資が抑制され、人口ボーナスも消失しつつある。中国政府の債務は現在の予想より急激に上昇する可能性があると指摘した。これについて、新華社通信は、格付けの引下げは、中国売りという中国経済に対する悲観論の慣性的延長で、動態的、発展的な目で中国財政の健全化を見ていないとコメントしている。 (総合)

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