中国中央銀 預金準備率0.5%引下げを発表

中国人民銀行(中央銀)が24日、来月の5日から条件を満たした商業銀行などの預金準備率を0.5%引き下げることを発表した。
預金準備率とは市中銀行から強制的に預かる預金比率のことで、今年の1月と4月に引き続き年内3回目の引下げとなる。
2017年末までの大型銀行の預金準備率は17%で、中小金融機関の準備率は15%だった。今年2度目の引下げの後(4月以降)、現在それぞれ16%と14%となっている。
今年の引下げは農業や中小企業向け金融機関が主な対象だったが、今回は大型商業銀行のほか、郵貯や外資銀行も含めてほぼすべての銀行が対象で、これにより市中に凡そ7000億元(1元=約17円)を放出することになり、流動性不足の緩和と不動産、株式市場にもプラスに動くものと見られる。

 

 

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