中国金融業開放、外資が100%持ち株可能に

 中国国家金融監督管理総局の肖遠企副局長は25日の記者会見で、外国資本が中国の金融機関の株式を100%取得し、100%子会社化や支配株主になることができるようになると発表した。
 肖氏は、資本参加や買収、増資など金融機関への外資の比率制限の撤廃を含め、銀行・保険機関への外資持ち株制限も撤廃する。 外国資本が中国の銀行や保険機関の株式を100%保有することができ、支配株主になることができると表明した。
 肖氏によると、昨年末まで、外資銀行が中国で41社の法人銀行と116社の外資系金融機関が支店を、132カ所の代表事務所を設立した。営利的機関の総数は888軒、総資産は3兆8600億元(1元=約21円)になった。海外保険機関が内地で67の営利機関と70カ所の代表事務所を設立し、総資産は2兆4千億元に達し、内地保険市場でのシェアは10%まで成長した。外資が中国金融業の重要な構成部分になっているという。

 

 

 

 

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