中国不動産開発大手の碧桂園（2007）の株価は８日続落し、終値は１４．３９％安の１．１３ＨＫＤだった。
市場では、シンガポールで上場している同社のN20260206（金利４．２％、償還日２０２６年２月６日）とN20300630（金利４．８％、償還日２０３０年８月６日）のそれぞれ５億ドル規模の社債２本が８月７日に利息支払い日となるが、８日現在支払いが確認できなかったことが伝えられ、売りに繋がった。
売上及び再融資環境の持続的悪化と、投資ファンドへの監視強化の影響を受け、帳簿上利用可能な資金は減少し続け、段階的流動性圧力が発生した。債務リスクの解消を重視し、現在、前出社債は３０日間の利払い猶予期間内にあり、資金アレンジメントの最適化に積極的に取り組み、債権者の正当な利益の保護に努めている とコメントした。