薬明生物 急落後6億ドル分の自社株買戻し発表

 バイオ医薬品の薬明生物(2269)は6日朝、6億ドルを上限に、自社株4億2500万株を公開市場で買い戻すことを董事会(取締役会)で決定したと発表した。
 買い戻す株式数は発行済み株式の10%に相当する。
 発表を受け、同社株が6日押し目買いで5%以上上昇したが、終値で1.15%高の30.70HKDで取引を終えた。
 同社は今月4日、公式サイトで今後2~3年の業績を下方修正し、業界全体についても1ケタ台の成長を予想するPPTを公開した。これにより同社及び業界全体に対する懸念が広がり、発表後2営業日で、同社株価は30%以上急落した。
 自社株買戻しで株価を支えようとする狙いがあると見られる。
同社は2021年12月16日にも、株価急落で5億ドルを上限とした発行済み株式の10%(約4億2300万株)を買い戻すと発表し、翌日株価が急騰した。

 

 

 

 

 

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