香港「投資移民プログラム」始動 3月1日から受付開始

香港の投資移民プログラムと言われる「新資本投資者入境計画(新CIES)」が始動し、3月1日から受け付けを開始したことが明らかになった。
 香港政府は昨年12月19日に「新CIES」を発表し、その後世界各地でプロモーションを行い、中東や東南アジアなどの富裕層から関心が持たれた(香港財庫局の許正宇局長)という。
 香港の投資移民プログラムは2003年SARSが流行した年に導入され、当初の最低投資金額は650万香港ドルだった。2010年には1千万香港ドルまで引き上げられたが、2015年1月に打ち切られていた。香港の景気が回復し、移民の流入で不動産価格が高騰したことに市民から不満の声が上がったことが背景にあると見られる。
 「新CIES」は申請の最低投資額が3千万香港ドル(約5億5千万円)に引き上げられたが、うち300万香港ドルはイノベーション支援の投資ポートフォリオに、2700万香港ドルを不動産以外の株式や債券などの金融資産への投資を義務付けられている。

 

 

 

 

 

 

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