中国株の香港市場では、7月21日現在、自社株買戻しを実施した企業が209社、買戻し金額が1034億2800万香港ドルとなったことが証券統計のWindの集計で明らかになった。
自社株買いとは、上場企業が自社資金を用いて、市場から一定数の発行済み株式を買い戻すことを指す。市場における大規模な自社株買いは、株価が下落している時期に行われることが多く、上場企業は現在の株価が企業本来の価値をはるかに下回っていると考えていることを意味する。また株主や投資家に対して、現在の株価が著しく過小評価されていることの意思表示を示し、投資家の信頼と株価の安定化につなげたい思いがあるとされる。
24年4月、香港証券取引所は「上場規則」を修正し、それまで買い戻した株を強制的に消却すべきとの規定を見直して必要に応じて売却することも可能にした。この修正で、企業側の自社株買戻し意欲が高まったと見られる。