国際エネルギー機関（ＩＥＡ）はこのほど上海で「天然ガス市場レポート２０１８」を発表し、２０１９年に中国は世界最大の天然ガス輸入国になると予想した。
レポートによると、２０２３年に中国の天然ガスの輸入量は１７１０億㎥に上るという。
これに対して中国国家能源（エネルギー）局の張玉清副局長は、中国は巨大な潜在的天然ガスのマーケットと戦略的バイヤーとして天然ガス資源の豊富な周辺国は中国へのガスパイプによる輸出拡大を望んでいる。ＬＮＧの資源大国とサプライヤーも中国マーケットを期待しているとコメントした。
一方、主管官庁の国家発展改革委員会副主任で、国家エネルギー局長のヌル・ベークリー氏と同副主任の連維良氏の一行はこのほど「中国石油（0857）」の石油と天然ガスの安全供給について調査するため同社を訪問したことが報じられている。冬の暖房シーズンに備え、天然ガスの供給不足がないかマーケットリサーチが目的だと見られる。２０１７年の暖房季節に天然ガスの供給不足で一部地域の供給がストップした事態が起きた。