米ニューヨーク証券取引所は12月31日、中国の通信大手3社の上場廃止手続きを始めると発表した。トランプ米大統領が2020年11月、中国軍との繋がりのある企業に対する米国人の投資を禁止する大統領令に署名したことを踏まえた措置としている。
上場廃止手続きの対象は、中国電信(チャイナテレコム・CHA.US)、中国移動(チャイナモバイル・CHL.US))、中国聯通・香港(チャイナユニコムCHU.US))の3社。
これに対して、中国商務部の報道官は、米国の措置に反対する声明を出すと同時に、米が中国とともに両国の企業や投資家に公平かつ安定的で、予測可能なビジネス環境づくりに努力すべきだと呼び掛けた。