EV販売が急増 1~4月、前年比65%増

 中国汽車工業協会の統計によると、1~4月、中国の電気自動車販売累計は前年同期比65.2%増の27万8千台だった。市場伸び率、産業チェーン成熟度、投資意欲などで見ると、新エネルギー車(NEV)はここ数年、中国戦略的新興産業の有望株となっている。中国証券報が伝えた。
 電気自動車研究機関・中国電動汽車百人会の陳清泰理事長は、「楽観的に推計すれば、中国の電気自動車生産・販売は2030年に1500万台を超える」と指摘した上、電気自動車の価格性能比が燃料車を抜き、太陽光や風力などの発電コストが化石エネルギーを下回るにつれ、市場は強大な力によって電気自動車を展開、エネルギー構造転換やスマートグリッド整備、交通インフラ整備、産業チェーン見直し・改造を推進していく。「これは一つの壮大な工業革命だ」と語った。
 商品情報会社・卓創資訊の鉄鋼アナリスト、薛迪氏は、新エネルギー技術が進化し、国の財政機関が大きな支援を行う中、家庭が購入する自動車価格は次第に下落するはずだ。それを背景に、向こう10年間、自動車用鋼材消費量は着実に増えるとの認識を示した。

 

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