中国 QFII RQFII限度枠撤廃 資本市場開放へ

 中国国家外貨管理局は10日、2002年と2011年からそれぞれ実施してきた適格外国機関投資家(QFII)と人民元適格外国機関投資家(RQFII)の限度額制限を撤廃すると発表した。
 いままで海外の適格機関投資家が中国の資本市場に参入する場合、QFIIとRQFIIの枠組内でしか投資できなく、また当局の認可が必要だった。現在までに世界31の国の400社以上の機関投資家が同制度を通じて中国の金融市場に参入している。
 2019年8月までにQFIIの投資限度枠は3000億米ドルで、292社の機関投資家が1113億7600万ドルの投資額の認可を受け、またRQFIIの限度枠は1兆9900億人民元で、222社の機関投資家が6933億元の投資額の認可を受けた。
 限度枠の撤廃で海外機関投資家は登録するだけで海外からの資金で中国の証券や債券の投資が出来るようになる。

 

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