中国有数の観光地、三亜市全域都市封鎖

 中国海南省三亜市政府は6日、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて市内全域を「静的管理」(都市封鎖)を実施すると発表した。
 同市によると、8月1~6日午前零時まで、同市内でコロナウイルスの新規感染者は累計375例、無症状感染者62例を確認した。疫学調査とウイルス遺伝子配列分析の結果、同市で確認された新型コロナウイルスはオミクロン変異体BA.5.1.3であることが判明した。中国でBA.5.1.3が検出されたのは初めてだという。
 同市対策本部は6日朝6時(日本時間同7時)から、市内全域で臨時の静的管理(都市封鎖)を行い、人的移動を制限し、公共交通もストップするとし、再開の見通しについて改めて公告すると発表した。
 三亜市は中国有数のビーチリゾートで、「中国のハワイ」とも呼ばれる。全域ロックダウンで観光客約8万人が足止めされた。三亜市から上海への航空券は入手困難で、通常約3千元(約6万円)の航空券が封鎖直前で1万5千元前後急騰したという。

 

 

 

 

 

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