12月輸出入好転 為替差益狙いの架空貿易も

中国の税関に当たる海関総署は13日輸出入の最新データを発表した。それによると、12月の輸入は対前月比で4%減少し、輸出は同2.3%伸び、貿易黒字は3820億元、2015年通年の輸出入総額は2014年比で7%マイナスの24兆5900億元となるという。これら貿易データはいずれも市場予想を上回り、特に輸出に関してマイナスから成長に転じたことで市場関係者を驚かせた。これについて中国銀行国際金融研究所の蓋研究員は、昨年8月の為替政策変動以来、オンショアとオフショアの為替に大きな差が生じ、為替差益を狙う架空貿易が増加し、税関の特別監督管理区経由流れている可能性があると指摘した。(毎日経済新聞ほか)

中国経済News & topicsの最新記事