ADB声明、AIIBとより多くの協調融資事業実施へ

 アジア開発銀行(ADB・フィリピンの首都マニラに本部)は21日声明を発表し、アジアインフラ投資銀行(AIIB)との枠組み協定に署名し、2大多国間金融機関で今後、より多くの協調融資事業を実施することを明らかにした。新華社通信が22日付で配信した。
 声明によると、ADBの中尾武彦総裁は同日、マニラでAIIBの金立群総裁が率いる代表団と会見し、双方はソブリン向け協調融資の枠組み協定に共同署名した。同協定は、協調融資事項に関する会議の定期開催を含む、両機関が今後行う協調融資の全体的な取り決めについての指針となる。ADBによると、双方はこれまで5件の協調融資事業の実績がある。今後AIIBと積極的に協力し、より多くの事業に協調融資を提供するという。
 ADBは1966年に創設され、現在68の国や地域が加盟している。AIIBは2016年1月に正式開業。本部は北京にあり、現在93の国・地域が加盟している。

 

 

中国経済News & topicsの最新記事