MSCI 中国A株採用するか6月21日決定

MSCI(Morgan Stanley Capital International)はA株を中国及び新興国市場指数に採用するかどうかを、6月21日判断を下すことになった。

MSCIは今年3月22日A株を指数に組み入れることに関して市場関係者の意見を徴収していることを明らかにし、従来の448銘柄の採用予定を169銘柄に縮小し、上海と香港、深センと香港直接取引の対象株のみを指数に組み入れる案を検討している計画も発表した。 

MSCIはこれまで3回A株採用について検討してきたが、いずれも採用を見送った。その理由について、A株の取引停止銘柄が世界市場でも最高で、またQFII経由投資した資金の海外送金額は前年度純資産の20%以内などの制限が依然あることなどを挙げた。

しかし、GSはMSCIが規模を縮小しての指数採用は、象徴的な意義があっても、(採用により)A株市場には約70億ドルの流入になるのだろうが、時価総額7兆ドルのA株市場にとって(影響は)わずかなものでしかないと指摘した。(FTほか)

 

 

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